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JRECとは 講師紹介

田中 慶太朗(日本リフレクソロジスト認定機構 顧問)

田中慶太朗

大阪医科大学医学部卒、大阪医科大学一般・消化器外科特任教授、医学博士。

大阪医科大学 一般・消化器外科で外科研修の後、南大阪病院、大阪医科大学病院で外科臨床を学び、日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医、日本大腸肛門病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本消化器病学会専門医を取得。

2002年よりフランス、ストラスブール大学(消化器癌研究所、ヨーロッパ遠隔手術研究所)に2年間留学し、腹腔鏡下手術(きずの小さな手術 / minimally invasive surgery)およびインターネット教育(websurg.com)を学び、日本内視鏡外科学会の技術認定医も取得。

現在、大阪医科大学病院で大腸疾患に対する低侵襲手術に従事しながら、癒しと外科手術の融合につき検討している。趣味はサッカー、ゴルフ、スキューバダイビング。

メッセージ

JREC会員の皆様こんにちは。私はこのたびJREC顧問を拝命いたしました大阪医科大学一般・消化器外科の田中慶太朗です。皆様と一緒にリフレクソロジーを通じて癒しを追及すると共に、社会貢献にもつながる医療介護への導入について考えていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

JRECでは広大な宇宙に誕生した地球において、二足歩行に進化を遂げたヒトと大地の接点である足底の反射を、身体のみならず宇宙全体の現象としてとらえるホリスティックセラピーとして体系化してきました。キャロル・ギルビー会長のもと、川口香世子先生らが作成されたテキストは広範な医学分野のみならず宇宙全体までを見据える内容が解説されて非常に充実しています。莫大な情報量でありマスターするには大変な労力が必要でありますが、どうぞその内容を信じてひとつひとつの課題をコツコツと積み上げライセンスを取得してください。そして単に紙切れとしてのライセンスではなく、ホリスティックな立場からリフレクソロジーを考えるプロとしての自分に出会って下さい。さらに、ライセンス取得後もリフレクソロジーを通じた社会貢献への応用について考えていただきたいと思います。

さて、昨今の医療問題のなかでも、高齢化は国民的課題ともいえる大問題になっています。私が専門としている消化器外科の患者様も当然ながら高齢化が進んで来ています。日本人の死因のトップである悪性腫瘍(主には癌です)の患者様には超高齢の方もたくさんおられます。以前なら高齢を理由に大きな手術は行わないこともありましたが、長寿王国日本では平均寿命が80歳を超えており、ご高齢の患者様に対しても積極的に根治手術が行われるようになっています。ご高齢の方々にどのように安全に手術を行うべきかという問題は、外科学においても大きな課題であります。

『Great Surgeon, Great Incision』とは伝統的に外科の世界で言い伝われてきた標語ですが、偉大な外科医は大きな切開創で手術を行うことを表しています。手術で癌などの病気を治すわけですから、傷が小さくて手術が十分できないようでは困ります。しかし、相手は生身の人間ですから術後の痛みは傷の大きさに関係しますし、特に足腰が弱く、呼吸機能の低下がみられる高齢者では痛みのために術後寝たきりになったり、喀痰が排泄できずに肺炎を併発したりと大変です。そこで近代の医療現場では、過去の格言に反して必要最低限の傷で十分な手術操作を行う技術が日進月歩で進歩しています。

皆さんは腹腔鏡下手術という言葉をご存じでしょうか。代表的な低侵襲外科手術として徐々に社会的にも認知されるようになってきた手術法です。腹腔鏡下手術では5-10mm位の筒状のポートと呼ばれる器具を体内に数本挿入して、腹部に二酸化炭素ガスを充満させることによっておなかの中にドーム状の空間を作ったうえに、特殊なカメラを挿入しておなかの中を観察しながら細長いピンセットやメスで手術を行います。日本では約20年前に初めて行われた手術ですが、現代では良性・悪性を問わず多くの病気に対して行われるようになってきました。従来の手術に比べると傷の大きさは比較にならないほど小さくなり、痛みも少なく早期社会復帰も可能です。当然、高齢者にも優しく早期離床や喀痰排出も容易になります。このように、外科手術の方法も大きく変わってまいりました。

近い将来、皆様の知識と技術が変貌を遂げてきた医療現場でも発揮され、さらなる医学の進歩につながることを切に期待して私の就任の挨拶とさせていただきます。

会報誌Holos No.29(2010年9月発行)より

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