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会員の活動

マスター会員/サポートケア・リフレクソロジスト会員
鈴木 晃世さん
「介護現場でのボランティアについて」

鈴木 晃世さん

高齢者のために自分にできること

私が介護の仕事に就き、6年半になります。施設からスタートし、訪問介護までいろいろな場所で高齢者と過ごしてきました。仕事を始めた頃、車椅子での生活や自分で動くことが困難な方々と出会い、その人たちの足には浮腫がありました。一部の人たちには、医師から浮腫を取るために利尿剤が処方され、看護師は弾力のある靴下を履くよう指導していましたが、なかなか改善されませんでした。自分に何かできることはないかと探し、たどり着いたのがリフレクソロジーでした。

JRECを選んだのは、解剖生理や栄養について学ぶなど、人の身体に触れる仕事としての真摯な考え方に共感したからです。通信で勉強し、レギュラー試験に合格しましたが、この程度では無理と思い、近くにあった増本先生のスクールに通い、マスター試験にも合格しました。足だけでは物足りないと、ボディトリートメントの勉強もしました。資格は取ったものの、勉強すればするほど、また、接すれば接するほど、人の身体に触れることへの難しさや深さを感じ、元気な人ならともかく、いつ何が起こっても不思議のない、身体が衰えてきている高齢者に触れることなどできるのだろうか?といった恐れや葛藤も生まれ、学んだことを活かせない状態が続いていました。

介護の現場で活かすために

そんなとき、サポートケア・リフレクソロジーの話を増本先生から聞きました。もともと介護の現場に活かすことが目的だったので、ボディの勉強が一段落したところで始めました。リフレやボディを学んだ後なので、基本的なことはわかっていましたが、今回は高齢者や障害を持った人たちに対してのケアのため、こちらのやりやすい状態に身体を動かしてもらえる今までとは違い、相手にも自分にも負担をかけない方法を、常に考えなければなりません。学んだ基礎を応用するようであり、一人ひとり違う相手に対し、その人に合う場所、やり方、手の触れ方を、相手に合わせながら作り上げていくような感じでした。

増本先生が実際ボランティア活動を行っており、関心や意識が高かったことが大きな助けとなりました。現場の体験に基づいての、実践的なやり方も学ばせていただきました。講座を修了後、サポートケア・リフレクソロジスト認定研修会に参加しました。川口先生からはボランティアの心構えから、実際の手技や注意点などもたくさん教えていただき、内容の濃い二日間でした。私は介護福祉士なので最後に認定試験も受け、無事合格することができました。

私は実際に介護の現場で働いており、想いだけではケアはできないと実感しています。いくら気持ちがあっても技術がなければ、相手にとって負担をかけてしまうだけで、気持ちは伝わりません。逆に、技術だけでは自己中心的な思いあがったケアになり、高齢者、特に認知症の方々は受け入れてくれません。信頼関係や安心感を与えられなければ、拒絶されてしまいます。自分自身の人間性を試されているような緊張感があり、それが自分の成長にもつながり、相手を通して自分自身の今を確認することができています。

病院や介護の現場でもアロマを取り入れ始め、タクティールケアを行うことで、認知症の症状が改善されたという話も聞きます。認知症の人の中には、言葉によるコミュニケーションが難しい方もたくさんいます。そうした方々との新しいコミュニケーション手段としても、とても有効だと思います。

学ぶことに終わりはない

私はこの春からグループホームの管理者になりました。今まで学んだことを共に過ごす人たちに活かす、良いきっかけになりました。目の前の認知症高齢者と向き合いながら、相手の状態に合わせることで私も成長していきたいと思います。

資格を取っても、それは単なる運転免許で、初心者でしかありません。接する一人ひとり、そのときの状態はいつも違います。今後も学ぶことに終わりはありません。私は今、アロマの勉強も始めています。そんな中で、私の想いが手を通して相手に伝わり、少しでも目の前の方々のためになるのなら、私は幸せです。

会報誌Holos No.31より

プロフィール

JRECマスター会員/サポートケア・リフレクソロジスト会員
鈴木 晃世さん(静岡県島田市)
介護福祉士/介護支援専門員

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