日本国内での本格的なリフレクソロジーの普及・発展と、それを担うリフレクソロジスト輩出のために【JRECリフレクソロジースクール】

JREC 日本リフレクソロジスト認定機構

JREC認定レギュラーライセンス取得者の方々

「豊かさをもたらしてくれたリフレクソロジー」蒲田 寛子さん/介護福祉士 [和歌山県田辺市]

◆人の身体をケアするためには栄養や解剖生理の知識が必要

リフレクソロジーと出会うきっかけとなったのは、以前介護職員として勤めていた特別養護老人ホームでのことでした。足浴を取り入れることになり、私が担当させていただくことになりました。足を温め、手で擦ると大変喜ばれるので、やりがいがありました。その後、同じ法人の障害者福祉施設へ異動となったことから身体を壊してしまい、退職してからも体力が落ちていた頃、今の私にも人の喜びや支えになる手伝いが何かできるのではないかと考えていました。そんなとき、足浴を行っていた当時の喜びを思い出し、もっと追求した技はないかとパソコンで探していたところ、リフレクソロジーを知り、瞬時に魅かれました。

学校選びの際、JRECの指定校であるTRA(※JRECリフレクソロジースクール旧名称。現在はJREC直営校。)は、たくさんある学校の中でも課題が多く、簡単にはいかないと感じましたが、多くを学べることは自分のためだと、敢えて選びました。人の身体に触れ、ケアしていくことの責任の重さは介護職で体感しているからこその決断でした。JRECのリフレクソロジーはその場限りの足もみ屋とは違い、施術前確認と情報収集から始まり、トリートメントを行います。そして、反応として現れている原因根本へアプローチし、体質改善を目指したアドバイスを行うという理想的な流れでした。そのためには栄養学や解剖生理学を学ぶからこそ行える判断力があり、全体を通して深く読み取る想像力も必要となります。学生時代から栄養学や解剖生理学は興味がある分野だったため、学び自体は苦にならず、むしろ知らないことを知ることを楽しんでいました。

受講している途中、結婚をして、私にとっては奇跡的な妊娠、しかし不運なことに死産、その後年子で二人の可愛い息子と娘の出産と子育てで、長年かかってのレギュラーライセンス取得となりました。欧米ではリフレクソロジーが医療の一環として認められている国があり、そこで実績を上げて活躍している人がいるということも学ぶ上での自信となり、挫折しなかった一因だと思います。そして何より家族へのトリートメントが喜ばれていたことが支えでした。

◆介護の現場で

昨年4月の保育園入園を機に、現在勤めている介護センターと出会いました。面接時、リフレクソロジーを初めて知っていただき、施設でも取り入れてみたいと興味を持ってくださいました。社長、施設長をはじめ、職員の皆さまも大変心優しく、施設理念も個々を尊重した素敵な明るい職場です。昨年の7月に行われたケア・リフレクソロジスト(※2)認定研修会・認定試験を受けるにあたっても、施設長や職員の皆さま、そして家族の協力があってこその参加となり、大変感謝しております。

介護予防リフレクソロジーを学ぼうと思ったのは、介護福祉士の資格を活かせることと、リフレを提供できる方の幅が広がることでした。体力が低下し、医療や介護を受けている方は特に、誰よりも気にかけてほしい、大切にしてほしいと、安心を求める想いが見受けられます。リフレクソロジーは対面し、その方だけに時間を捧げられます。心を持って肌に触れ、より良い状態へ向いていくよう願いを込めてトリートメントしていくことで、受け手の心身はほぐれ、大切にされているという幸福感を得ることも可能です。

ケア・リフレクソロジストライセンス(※2)を取得して、全身のトリートメントが行えるようになったことは大きな収穫でした。特に背中は大変喜ばれるので、一般の方の施術にも取り入れています。アロマセラピーを学べたことも念願叶ってのことで、さらに深めていくのが今後の課題です。

現場では、最近ようやくレクリエーションの中に取り入れることができました。行いやすい腕へのトリートメントでしたが、全員が次回を希望してくださいました。中には、擦ってもらうのは初めてだという方もいらっしゃいましたが、喜んでいただけたようです。

◆安全で的確なリフレクソロジーの提供のために

今は回数を重ね、より良い提供方法を探っている段階ですが、リフレクソロジーを通じて心も身体も温まり、健全に人生を楽しむ人が、身近な方から波紋のように広がっていくことを願いながら、日々学んでいます。いつも支えてくれている家族と、介護センターの皆さまのお力添えに感謝しつつ、安全で的確なリフレクソロジーを提供できるよう、今後も好奇心を持って、知る楽しさを欠かさずに励んでいきたいと思います。

JREC会報誌Holos No.24より