日本国内での本格的なリフレクソロジーの普及・発展と、それを担うリフレクソロジスト輩出のために【JRECリフレクソロジースクール】

JREC 日本リフレクソロジスト認定機構

JREC認定サポートケア・リフレクソロジストライセンス取得者の方々

「私の分岐点」赤木 理恵さん/看護師

◆リフレクソロジーの受講を決めたきっかけ

私がリフレクソロジーを知るきっかけとなったのは、今7歳になる娘が生まれ、一年の育児休暇が明けて職場に復帰してすぐの頃でした。私は肢体不自由児通園施設(現 医療型発達支援センター)で看護師として仕事をしています。ここへは心身に様々な障がいを持つ就学前の子どもたちが保護者(主に母親)と通い、訓練(理学療法や作業療法など)や保育を受けています。

職場に復帰して一ヶ月ほど経った頃、JRECリフレクソロジースクール(旧TRA)からリフレクソロジーのレギュラーコース通信講座の案内が届き、それを見たときに「スクール案内に書かれているように、自然治癒力を引き出すことが本当にできたら、ここの子どもたちに何かできるかもしれない。」とすごく惹かれたのを今でも覚えています。

通園している子どもたちは、手足がいつもとても冷たく、硬くむくみ、便秘や睡眠障害、麻痺や筋緊張による身体の硬さやゆがみ、排痰の難しさなど様々なつらい症状を持っています。私は看護師として症状の観察や吸引、母親へのアドバイスは行えても、子どもたちの症状が和らぐような何かをできる事は少なく、もう少し積極的に心身にアプローチできる方法はないかといつも思っていました。でも、すぐに受講しようと決めた訳ではなく、そのスクール案内を手元に置いてどうしようかと悩んでいました。そんな私の後押しをしてくれたのは、当時の園長の「めずらしく悩んでいるみたいね。自分のやりたい事ができるのは子どもが小さい今のうちだけよ。」という一言でした。

当時私は通信大学にも通っており、二股をかけての勉強が始まりました。

◆もっと何かできないか、そんな思いからサポートケア・リフレクソロジーの受講へ

レギュラーの資格を取得した後、職場にお願いしてリフレクソロジーのセラピー枠を作っていただきました。(医療従事者は医師と相談のもと許可があれば、レギュラー会員でも家族以外の方に施術可能と伺っています。)子どもたちにリフレクソロジーを施術できることがとても嬉しく、自分の中では「きっといい反応がでるはず。」と少し気負っていたところもあったと思います。施術をすると冷たくカチカチに硬かった足の裏が、回数を重ねていくうちにふわふわとやわらかく変化していくのが解りました。触れられることに敏感で足を引っ込めていた子が、私の顔を見ると寄って来て足を出してくれるようになり、リフレクソロジーはこの子にとって「気持ちがいいことになっているんだ。」と感じることができました。しかし、足の施術を行っても筋の緊張が強く下肢に痛みを訴える子や、咳を上手くすることができずに胸の奥でゴロゴロと痰が溜まっている子に対しては、月に1?2回のリフレクソロジーではすぐに反応を引き出すことができないと感じました。

そんなとき、サポートケア・リフレクソロジストの講座があることを知り、障がいを持つ方へのトリートメントを学ぶことができるということで受講しました。2日間のサポート・ケア認定研修会・認定試験では、川口先生から実際に障がいを持つ方を想定した施術や精油の使い方(たくさんの香りを嗅ぎながら)について講義を受けることができました。二日間の講座でしたが学びの多い講座となりました。その中で、川口先生の「障がいを持たれている人には小手先のだましはきかない。精油の効果は絶大」という言葉が印象に残りました。

◆自分の中での選択肢が広がり、状況にあわせて活用しています

サポートケア・リフレクソロジストを受講してからは、足の施術に固執せずに子どもの様子を診て、痰が溜まっているなら排痰できるように背中や首や胸をトリートメントしたり、療育中遊びながらでも上肢や下肢をさすったり、回したり、自分の中で選択肢が広がったように思います。

マスターの資格を取得してすぐに二人目の子どもを妊娠し、一年と少し現場から離れて子育てを楽しみました。現在は再び職場に復帰し、看護師として仕事をしています。この間に制度が変わったり、職員の人数の関係もあり以前のようにリフレクソロジーのセラピー枠をとって施術することは難しくなってしまいましたが、療育の中で行っている親子マッサージ(保護者の方が子どもにアロママッサージをしています)で手技を伝えたり、寒くなってきたこの季節には足湯を取り入れたりしています。

少しリフレクソロジーから離れてしまっていたこの時期に、原稿の執筆依頼をいただき、自分にどんな文章が書くことができるのか不安もありましたが、文章をまとめることでもう一度自分の中でのリフレクソロジーの位置を確かめることができ、さらに続けて勉強してみようという意欲につながることができました。私は、どんな出会いも偶然ではなく必然だと思っています。今のこの出会いを再び私の分岐点として、導かれながら前に進んで行けたらと思っています。

JREC会報誌Holos No.39より