「Withコロナ/Afterコロナの時代」という、まったく歓迎できない日々が到来しています。
5月20日発行のJREC会報誌「Holos」58号では、JREC顧問の田中慶太朗医学博士に「新型コロナウイルス」に関する特集記事をお寄せいただきました。
志村けんさんをはじめ国民的な著名人も多数お亡くなりになり、全国に衝撃と深い哀しみをまき散らした「新型コロナウイルス」の蔓延。
女優・タレントの岡江久美子さんのご逝去では、乳がん手術後の放射線治療による免疫低下が要因、と事務所から発表されましたが、田中慶太朗先生はご自身の経験より「その可能性は低い」と現行執筆時にすでに指摘され、その後に岡江さんの主治医からも同様の発表がありました。
そして、田中先生より新型コロナウイルスによるあっという間の重症化は「サイトカインストーム」によるものとも。
この「サイトカインストーム」は、つい先日マスコミ各社からも報道されています。
残念なことに、これに対処するには今少し時間がかかるといわれており、それまでは今まで同様に衛生面での注意が必要です。
緊急事態宣言が全国すべてで解除され、これまでのストレスを発散させるかのように、街も電車もほぼ以前の人出となってきました。
もちろんこれ以上経済活動を止めるわけにもいかず、皆さんがまさに「Withコロナ」の生活を送られていることでしょう。
どうぞご自身とともに、ご家族、周囲の皆さんの健康にも留意され、力を合わせて乗り越えていきましょう。
ただ、今回のこの未曽有の危機に遭遇し、明らかに私たちの考えは変わったと思います。
リモートワーク、STAY HOME、オンラインセミナー、ソーシャルディスタンスといったフレーズとともに、今までデジタルではうまくできないと思われていた様々な事がらが、姿を変えていっています。
日本人の国民性として長年培われた「会って話す」「頻繁に顔を合わせる」「紙や現品など物質としての管理をする」といったものから脱却し、今までそれらに不慣れだった方々もお考えを変え、新しい生活に適応しようとしていらっしゃることでしょう。
創意工夫を得意とするのもまた日本の国民性の特徴です。
「コロナに負けるな!」が、トレンドとなっています。
進化とは突然変異によってもたらされるもの、と言われますが、危機的状況から強く生き抜き次の時代を創ることが求められているのでしょう。
皆さんとともに新時代を創る、そのお手伝いができれば幸いです。